つれづれなるままに

~春雨の備忘録~

GROM(JC92)のECUリセットについてのお話

どうも春雨です。

今回は、グロムのECUのリセット方法について記事にしました。
少し前にECUリセットをかけようとした時に、調べるのに手間取ったため備忘録として残しておきます。

 

以下から、実際の作業です。

①サービスコネクタの場所と接続する配線色の確認

まずは、サービスコネクタというECUリセットを行うために必要なカプラーにアクセスするためシートを外します。JC92の場合、写真の黄丸の付近にあると思います。白い樹脂のクリップで動かないように固定されているのでツメを起こしながら外しましょう。そうすれば、サービスコネクタがある程度自由に動かせるようになります。サービスコネクタに赤いキャップが被っているのでこれも外しましょう。コレもツメがあるので注意しながら外します。結構固いので、細めのマイナスドライバーを差し込んでツメを起こしながらやるのも手です。キャップが外れたらコネクタの一部の配線を繋いでやるのですが、配線の色がJC92とこれまでの型(JC61,75)では違うので注意が必要です。

 JC92:青と緑
 JC61,75:青と黒緑

一番最初、マフラー変えた時にECUリセットかけようとしてビビった記憶があります。青と黒緑の配線ってあるのにJC92は緑か黒しかねぇ!!!って。とまあ、JC92の場合は青線と緑線を繋いでやります。アオミドロとでも覚えておきましょう(適当)

配線の繋ぎ方ですが、自分はブレッドボードに差すジャンパーピンを使いました。ゼムクリップを改造したものでも使えますが、ゼムクリップの線径が太いため白いキャップを外す必要があります。



ECUリセットの手順・実行

では、サービスコネクタの場所と繋ぐ場所がわかったところで、実際にECUリセットの手順を実行していきます。
 ⅰ. キーがOFFになっている事を確認
 ⅱ. サービスコネクタを繋ぐ
 ⅲ. スロットルを全開にひねった状態でキーON
 ⅳ. エンジン警告灯が点灯5秒以内にスロットルを戻す
 ⅴ. 警告灯の点滅が止まってから数秒後に点滅することを確認
 ⅵ. キーOFFの後、サービスコネクタの繫いでいた線を外す。

これにて、ECUリセットの作業は完了です。

 

ECUの初期学習

ECUリセットの後は、初期学習を行います。乗り方や環境,取り付けている吸排気系の部品に合わせて、バイク君が勝手に燃料の補正を行ってくれる機能です。方法としては、ECUリセットの後、エンジンをかけアイドリングで5〜10分程放置します。この時には、スロットルは弄らないようにします。その後は、普段通りに乗りましょう。おおよそ150〜200kmくらいで学習が終わるようです。

 

以上がECUリセットから初期学習までの流れです。一応、使ったジャンパーピン(ジャンパーワイヤー)のURLを貼っておきます。どんな物なのかの参考までに。

ではでは。