つれづれなるままに

~春雨の備忘録~

マイニングを引退した話

どうも春雨です。
最近は3Dプリンターにお熱でキャリイの改造やブログ更新をサボり気味です。

 

 気がつくと早くも5月でだいぶ暑くなったりジメジメした日が多くなってきました。なのでタイトルにもある通りマイニングをやめました。流石に暑さには耐えられなかった…。中々に面白く色々学ぶこともあったので記事にしてみました。始めてから終わりに至るまで何となくこんなことがあったなぁと日記感覚で書いています。

 マイニングを始めたのは2021年3月末くらいで、知人に誘われたのがきっかけでした。グラボに電気食わせておけば儲かる&PCが組めるよと悪魔の囁きがありマイニング沼にどっぷりとハマりました(笑)
 始めた時は、ゲーム用にRTX2080Tiを所持していたのでこれでチビチビ毎月のお小遣いが稼げればなぁとか考えていた気がします。マイニングをするにあたって、グラフィックボードのチューニングというか設定があるのですが、2080Ti用に煮詰めていた際にグラボの設定およびハッシュレート(簡単に言うとどれくらい稼げるか)の一覧表があります。それを眺めているとRX580の記載が。確か、サブ機用にと購入していたのを思い出し押し入れから引っ張り出して可動させ始めました。多分、ここが沼への分岐点だった気がします。今考えると。
 気が付いたら4月に入って2週間でRX580 1枚とRX570 2枚が更に増えていました。ここで中々に面白かったのは、lolminerのZombieモードですね。RX5○○シリーズにはメモリが4GBと8GBのモデルがあり、それぞれ15MH/sと30MH/s前後のハッシュレートでした。メモリの量で収益性が倍違う訳です。これが、lolminerを使ってRX5○○(4GB)をPCI-Eのx8以上で繋いでやると22MH/s前後出てました。チューニング次第では27MH/sとかも見かけましたね。当時は日本でやってる事例が少なすぎて海外の動画見まくって調べた覚えがあります。4月に入るとグラボの価格もかなり上がっていたので、RX570(4GB)で22MH/sはかなりコスパよかったですね。

 

沼に入りかけのとき

初期のマイニングリグ

 そこからはもう完全にグラボ沼で、暇があればネットショップを見たり、毎週のようにPCショップに行ったりしていました。今考えるとあの時のフットワークの軽さは異常だったなぁと思いますね。この時には、リセールバリューを考えてGeforceのグラボばかり購入していました。グラボを一番持っている頃だと、ハッシュレートは合計で1GH/sを超えていました。流石にこの頃の8月とかの夜は冷房全開でも室内温度40℃とかでまともに眠れませんでした(笑) それに、基本的にグラボのファンが全開で回るのでめっちゃうるさかったですね。スマホのスピーカーでYouTubeを見ようものなら7割くらいまで音を出さないと聞こえませんでした。
 グラボのファンは基本全開と書きましたが、これでもメモリの温度は100℃前後です。あまり温度が上がりすぎると動作が不安定になりハッシュレートが下がったりマイニング自体が止まったりするので、熱対策も色々やった覚えがあります。これも中々に面白かったです。バックプレートにヒートシンクを貼ってみたり、RTX3080を分解してサーマルパッドを貼ってみたり、リグに冷房を当てる風道板を作ってみたりと色々やりました。15万以上する新品グラボを分解するのは手が震えました。あとは、マイニングが止まっていないかを確認するためにSwitchBotというスマート家電の導入のきっかけにもなりました。

RTX3080のサーマルパッド交換の図

 とまあ、簡単にイーサマイニングをしていた老害の感想を綴ってみました。結局、マイニングの収入はだいたい70‐80万はありました。ちゃんと確定申告はしましたよ?ここから電気代やグラボ資金を出していたのでちゃんとした数字ではありませんが。収益も大事でしたが、個人的にはマイニングでPCを組めたことやPC関係についてかなり調べることで強くなったことが大きかったと思います。また、最新の情報を追い続け自分なりの考えを持つということが如何に大事かにも気づきました。話が大きくなりましたが、マイニング楽しかったっす!

まあメインPC用に3090は残してるんでそれでマイニングはするんですけどね!!!!

ではでは!!

 

メインPCから脱腸するおびただしいグラボの数

全盛期の集合写真