つれづれなるままに

~春雨の備忘録~

スプリングコンプレッサーを自作する話

どうも。
着々とグロム沼に沈んでいる気がする春雨です。

 さて今回は、JC92用kicksのスプリングと純正サスを比較的安く入手できたので自分で交換することにしました。スプリングコンプレッサーもピンからキリまでありますが、比較的安価な「コ」の字の器具が2つ入ったタイプはスプリングに傷が入ったり作業中に外れやすかったりとあまり評判が良くなかったため、スプリングコンプレッサーを自作することにしました。結論から言うと、交換は可能ですがオススメはしません。一度きりならまだ許容範囲かなという感じですが、頻繁に交換する方は大人しく専用工具を買いましょう。

 以下から、自作に使った材料と使い方の紹介です。いつものお約束ですが自己責任でお願いしますね。
まずは材料から。全てホームセンター(コーナン)で揃えました。ナット、ワッシャーは多めに買いました。約1,600円で揃います。安いスプリングコンプレッサーの半額くらいですね。

品名 単価 個数
巾広プレート(BY-054) 272 2
ターンバックル(03TB-W2U)※ 217 2
寸切りボルト(M10×285) 129 1
ボルトセット(M10×80) 151 1
ワッシャー(M10) 110 1
ナット(M10) 217 1
    ¥1,585

 ※グロムの場合ターンバックルはもうワンサイズ大きい方がいいです

材料たち

次は組み方です。画像を見てもらうのが早いかと。

 サストップ(写真左)は、プレートがうまくバネに乗っかるようにボルト長さを調整してプレート幅を固定します。ここが一番重要で危ないので慎重に行ってください。真上から見た時にプレートが平行になるようにします。また、ターンバックルのフック位置はできるだけ中央にしておきます。ボトム(写真右)は、ターンバックルフックがなるべくサスに近いほうが良いですが、あまり近すぎてもターンバックルを回した時にバネに当たるので注意です。
 そんな感じでセット完了したらターンバックルをくるくる回してバネを縮めます。僕はもやし過ぎて、手では回せなかったためドライバーを使いました。ドライバーでスプリングを傷つけないように、ドライバー先端をマスキングテープ等で覆っておくことをオススメします。バネを2cmくらい縮めれば、バネ上のシート(ランドルト環みたいなやつ)が外せると思います。シートを外したら、一旦自作スプリングコンプレッサーを外して純正バネを取り、入れ替えるバネを同様の工程で組み直すだけです。


※自分はkicksのトップシートに傷が入らないようマスキングテープを貼りましたが、プレートで抑える時にテープがかなり滑るのでオススメしません。傷防止に貼るならプレート側に貼ってやりましょう。曲がった寸切りボルトからサスが抜けない場合は、ダブルナットでボルトが回らないように工具で保持しつつ、サスのズレ防止用のナットをぐるぐる回すと抜けると思います。面倒な場合は寸切りボルトカットで。

トップシートマスキング(左)と曲がった寸切りボルト(右)

 と、まあスプリングコンプレッサーを自作した訳ですが、次はやりたくないですね。寸切りボルトは曲がってサスから抜けないし、ターンバックルはちょっと短くて長さ足りない時があったりと中々に苦労しました。ターンバックルのチョイスさえミスってなければもう少し楽だったと思うので、真似する皆さんはW1/4よりもう一つ大きいターンバックルを買ってくださいな。あ、ちなみにJC61やJC75の場合はJC92よりもバネ直径が大きいのでリア純正スプロケが2枚あればスプリングコンプレッサーとして活用できるらしいです。 

車体への取付はまだなのでインプレなどは後日別記事にします(多分)。ではでは。