つれづれなるままに

~春雨の備忘録~

GROM(JC92)の簡易的チェーンメンテのお話

どうも春雨です。
バイクモチベが再加熱しているので更新です。

アースジェットは関係ないです

 今回は、チェーンのメンテナンスを行いました。車には基本的にはない項目なので車から入った人は忘れがちです。実は僕もそのうちの一人だったりします。とまあ、バイクにとっては大事なメンテになってきます。メンテのタイミングとしては、だいたい500~1,000kmもしくは雨天走行後でしょうか。面倒くせぇ!!って人はチェーンの音がうるさくなってからとかでもいいかもしれません。グリスがある場合の音をジリジリとすると、グリスが切れてくるとジョリジョリ、そのうちガリガリ鳴り始め明らかにうるさくなってきます。ジョリジョリくらいでグリスをさすようにしましょう。

 

 以下から、実際の作業です。今回のチェーンメンテは簡易的なグリスアップだけです。チェーンクリーナーやブラシを使って汚れを落とすガッツリ作業はしないのでご理解くださいませ。あ、お約束ですが作業にまつわるトラブルなどは全て自己責任ですよ。

 

 まずは、準備物。左から順に、かまぼこ板,チェーングリス,ウエス,油圧パンタジャッキです。かまぼこ板はスタンドの高さ調整に使います。油圧パンタは、自動車に積載されている手回しのパンタジャッキでも大丈夫です。レーシングスタンドを持っている人はそれでも構いません。車載パンタジャッキはミニバイクの整備で結構使えるので持っておいて損はないですよ。車載されている車を廃車する時にとっておきましょう。

 

 最初に、忘れがちですがキーを抜いてエンジンがかけられない状態になっているか確認をします。キーを差したままだと第三者が知らずに勝手にエンジンをかけるという状況が発生するかもしれないので…。(ほぼ無いとは思いますが。)この確認が終わったら、かまぼこ板をスタンドの下に敷きます。無くても大丈夫ですが、敷いておくと車体が傾斜し過ぎず作業がやりやすくなります。

 

 次に、車体をジャッキアップします。場所はお好みですが、今回はガッツリ作業はしないので手っ取り早く上げられるスイングアームにジャッキをかけました。この時、スイングアームに傷が入らないように雑巾等をかませておきます。ジャッキアップする高さは後輪が回りさえすればいいのでほんの少しで構いません。上げ過ぎると不安定になって危険です。ちなみに、出来ればジャッキアップをする前にフロントブレーキをゴムバンドやガムテープ等で縛り、フロントブレーキがかかるようにすることをオススメします。

 

 チェーンの表面にゴミが付着していたので、パーツクリーナーをウエスに吹きかけチェーン表面を撫でていきます。グロムのような小排気量バイクにはシールチェーンは採用されていないので、パーツクリーナーを直接ぶっかけても良いのですが、噴射の圧力で汚れが飛び散るのであまりオススメはしません。シールチェーンというグリスを保持するシール(ゴムリングみたいなもの)を持つチェーンの場合はパーツクリーナーはNGですよ。シールが痛みます。これと同様の理由でCRC5-56はチェーンにオススメされていませんね。

 

 チェーンを簡単に拭き終えたら、チェーンのグリスアップです。今回は、ホームセンターでも遭遇率の高いKUREのスーパーチェーンルブを使いました。商品URLはページ最後に貼っておきます。吹き方ですが、自分の場合は写真のようにウエスを持ちつつグリスを吹いて、タイヤを回してをちょっとずつ繰り返しました。ダンボールがある場合、タイヤとスイングアームの間に挟み込んでやれば、ウエスを持たなくて良くなり片手がフリーになるので、グリスを吹きながらタイヤを回すことで効率的に作業ができます。グリスを吹き付ける場所の目安は、チェーンの内側?(スプロケット接触する部分)を目掛けて吹いてやりましょう。簡易的にやりたい場合はこれだけで十分です。ガッツリやる場合は、側面にも吹いて飛び散り防止のために拭き上げてやりましょう。時々、ドリブンスプロケットの外側から吹くのを見ますが、あれはオススメしません。というのも、走行中にチェーンが回るときの遠心力でグリスは外にいこうとするので、チェーン内側からスプレーするほうが効率的という訳です。グリスの塗布が終わったら、後ろタイヤを手で回してグリスをチェーンに馴染ませます。後は、飛び散ったチェーングリスを拭き取って終了です。グリスを優しく吹き付けても意外とミストがスイングアーム等に飛び散っているので拭いておきましょう。これにて作業は終了です。逆の手順で片付けましょう。お疲れ様でした。
 チェーングリスの塗布直後はチェーンのリンク内部に浸透もしていませんし、グリスが比較的柔らかいです。ですので、バイクに乗らない日や乗り終わった日にやっておくのがベストです。簡易的チェーンメンテのはずでしたが、ダラダラと書いてしまいました。それではこの辺で。

 ではでは。

 

チェーングリス
自分が買ったのはコレ

 

容量単価はこっちの方が良さそう。DIDでチェーンメーカーなので安心して使えそう。

 

一応、チェーンクリーナーも
チェーンクリーナーはKUREが安いですね。しかも、KUREのは小容量の方が容量単価が安いっていう謎。リンク置いて気づきましたが、DIDの方はルブとクリーナーでキャップの色が違うのでDIDで揃えておくと間違えが少なくて済みそうかも。知らんけど。