つれづれなるままに

~春雨の備忘録~

GROM(JC92)のECUリセットについてのお話

どうも春雨です。

今回は、グロムのECUのリセット方法について記事にしました。
少し前にECUリセットをかけようとした時に、調べるのに手間取ったため備忘録として残しておきます。

 

以下から、実際の作業です。

①サービスコネクタの場所と接続する配線色の確認

まずは、サービスコネクタというECUリセットを行うために必要なカプラーにアクセスするためシートを外します。JC92の場合、写真の黄丸の付近にあると思います。白い樹脂のクリップで動かないように固定されているのでツメを起こしながら外しましょう。そうすれば、サービスコネクタがある程度自由に動かせるようになります。サービスコネクタに赤いキャップが被っているのでこれも外しましょう。コレもツメがあるので注意しながら外します。結構固いので、細めのマイナスドライバーを差し込んでツメを起こしながらやるのも手です。キャップが外れたらコネクタの一部の配線を繋いでやるのですが、配線の色がJC92とこれまでの型(JC61,75)では違うので注意が必要です。

 JC92:青と緑
 JC61,75:青と黒緑

一番最初、マフラー変えた時にECUリセットかけようとしてビビった記憶があります。青と黒緑の配線ってあるのにJC92は緑か黒しかねぇ!!!って。とまあ、JC92の場合は青線と緑線を繋いでやります。アオミドロとでも覚えておきましょう(適当)

配線の繋ぎ方ですが、自分はブレッドボードに差すジャンパーピンを使いました。ゼムクリップを改造したものでも使えますが、ゼムクリップの線径が太いため白いキャップを外す必要があります。



ECUリセットの手順・実行

では、サービスコネクタの場所と繋ぐ場所がわかったところで、実際にECUリセットの手順を実行していきます。
 ⅰ. キーがOFFになっている事を確認
 ⅱ. サービスコネクタを繋ぐ
 ⅲ. スロットルを全開にひねった状態でキーON
 ⅳ. エンジン警告灯が点灯5秒以内にスロットルを戻す
 ⅴ. 警告灯の点滅が止まってから数秒後に点滅することを確認
 ⅵ. キーOFFの後、サービスコネクタの繫いでいた線を外す。

これにて、ECUリセットの作業は完了です。

 

ECUの初期学習

ECUリセットの後は、初期学習を行います。乗り方や環境,取り付けている吸排気系の部品に合わせて、バイク君が勝手に燃料の補正を行ってくれる機能です。方法としては、ECUリセットの後、エンジンをかけアイドリングで5〜10分程放置します。この時には、スロットルは弄らないようにします。その後は、普段通りに乗りましょう。おおよそ150〜200kmくらいで学習が終わるようです。

 

以上がECUリセットから初期学習までの流れです。一応、使ったジャンパーピン(ジャンパーワイヤー)のURLを貼っておきます。どんな物なのかの参考までに。

ではでは。

 

GROM(JC92)の簡易的チェーンメンテのお話

どうも春雨です。
バイクモチベが再加熱しているので更新です。

アースジェットは関係ないです

 今回は、チェーンのメンテナンスを行いました。車には基本的にはない項目なので車から入った人は忘れがちです。実は僕もそのうちの一人だったりします。とまあ、バイクにとっては大事なメンテになってきます。メンテのタイミングとしては、だいたい500~1,000kmもしくは雨天走行後でしょうか。面倒くせぇ!!って人はチェーンの音がうるさくなってからとかでもいいかもしれません。グリスがある場合の音をジリジリとすると、グリスが切れてくるとジョリジョリ、そのうちガリガリ鳴り始め明らかにうるさくなってきます。ジョリジョリくらいでグリスをさすようにしましょう。

 

 以下から、実際の作業です。今回のチェーンメンテは簡易的なグリスアップだけです。チェーンクリーナーやブラシを使って汚れを落とすガッツリ作業はしないのでご理解くださいませ。あ、お約束ですが作業にまつわるトラブルなどは全て自己責任ですよ。

 

 まずは、準備物。左から順に、かまぼこ板,チェーングリス,ウエス,油圧パンタジャッキです。かまぼこ板はスタンドの高さ調整に使います。油圧パンタは、自動車に積載されている手回しのパンタジャッキでも大丈夫です。レーシングスタンドを持っている人はそれでも構いません。車載パンタジャッキはミニバイクの整備で結構使えるので持っておいて損はないですよ。車載されている車を廃車する時にとっておきましょう。

 

 最初に、忘れがちですがキーを抜いてエンジンがかけられない状態になっているか確認をします。キーを差したままだと第三者が知らずに勝手にエンジンをかけるという状況が発生するかもしれないので…。(ほぼ無いとは思いますが。)この確認が終わったら、かまぼこ板をスタンドの下に敷きます。無くても大丈夫ですが、敷いておくと車体が傾斜し過ぎず作業がやりやすくなります。

 

 次に、車体をジャッキアップします。場所はお好みですが、今回はガッツリ作業はしないので手っ取り早く上げられるスイングアームにジャッキをかけました。この時、スイングアームに傷が入らないように雑巾等をかませておきます。ジャッキアップする高さは後輪が回りさえすればいいのでほんの少しで構いません。上げ過ぎると不安定になって危険です。ちなみに、出来ればジャッキアップをする前にフロントブレーキをゴムバンドやガムテープ等で縛り、フロントブレーキがかかるようにすることをオススメします。

 

 チェーンの表面にゴミが付着していたので、パーツクリーナーをウエスに吹きかけチェーン表面を撫でていきます。グロムのような小排気量バイクにはシールチェーンは採用されていないので、パーツクリーナーを直接ぶっかけても良いのですが、噴射の圧力で汚れが飛び散るのであまりオススメはしません。シールチェーンというグリスを保持するシール(ゴムリングみたいなもの)を持つチェーンの場合はパーツクリーナーはNGですよ。シールが痛みます。これと同様の理由でCRC5-56はチェーンにオススメされていませんね。

 

 チェーンを簡単に拭き終えたら、チェーンのグリスアップです。今回は、ホームセンターでも遭遇率の高いKUREのスーパーチェーンルブを使いました。商品URLはページ最後に貼っておきます。吹き方ですが、自分の場合は写真のようにウエスを持ちつつグリスを吹いて、タイヤを回してをちょっとずつ繰り返しました。ダンボールがある場合、タイヤとスイングアームの間に挟み込んでやれば、ウエスを持たなくて良くなり片手がフリーになるので、グリスを吹きながらタイヤを回すことで効率的に作業ができます。グリスを吹き付ける場所の目安は、チェーンの内側?(スプロケット接触する部分)を目掛けて吹いてやりましょう。簡易的にやりたい場合はこれだけで十分です。ガッツリやる場合は、側面にも吹いて飛び散り防止のために拭き上げてやりましょう。時々、ドリブンスプロケットの外側から吹くのを見ますが、あれはオススメしません。というのも、走行中にチェーンが回るときの遠心力でグリスは外にいこうとするので、チェーン内側からスプレーするほうが効率的という訳です。グリスの塗布が終わったら、後ろタイヤを手で回してグリスをチェーンに馴染ませます。後は、飛び散ったチェーングリスを拭き取って終了です。グリスを優しく吹き付けても意外とミストがスイングアーム等に飛び散っているので拭いておきましょう。これにて作業は終了です。逆の手順で片付けましょう。お疲れ様でした。
 チェーングリスの塗布直後はチェーンのリンク内部に浸透もしていませんし、グリスが比較的柔らかいです。ですので、バイクに乗らない日や乗り終わった日にやっておくのがベストです。簡易的チェーンメンテのはずでしたが、ダラダラと書いてしまいました。それではこの辺で。

 ではでは。

 

チェーングリス
自分が買ったのはコレ

 

容量単価はこっちの方が良さそう。DIDでチェーンメーカーなので安心して使えそう。

 

一応、チェーンクリーナーも
チェーンクリーナーはKUREが安いですね。しかも、KUREのは小容量の方が容量単価が安いっていう謎。リンク置いて気づきましたが、DIDの方はルブとクリーナーでキャップの色が違うのでDIDで揃えておくと間違えが少なくて済みそうかも。知らんけど。

 

GROM(JC92) 1,000kmオイル・フィルター交換

近頃、とあるゲームにハマっておりブログの更新をサボっていた春雨です。

 久々にグロムの整備をしたので備忘録も兼ねて記事にしました。今回は、オイルとオイルフィルターの交換を行いました。オイルフィルターの交換はオイル交換2回ごと、つまり、オイル交換回数が偶数回の時に変えればいいです。オイルの交換時期は取扱説明書では、初回1,000kmもしくは1ヶ月、次回以降3,000kmもしくは1年となっています。

 

 以下から、実際に交換したときの手順になります。
ざっくりとした流れを先に説明すると、
①オイル抜き
②オイルフィルター交換
③オイル給油
になります。準備物はこんな感じです。商品URLは一番最後に貼っておきます。

オイル交換時に毎回必要なモノ

フィルター交換時に必要なモノ

①オイル抜き
 オイルを抜いていきますが、まず、オイルの給油口が開くか確認しておきましょう。忘れがちですが重要な工程です。万が一、オイルを抜いた後に給油口が開かなかった場合、エンジンがかけられず悲惨な思いをすることになります。

 

確認を終えたら、ドレンボルトを緩めてオイルを抜きます。ボルト頭の二面幅は、純正だと12mmです。私の場合は、デイトナのマグネットドレンボルトに変えているので14mmになります。ドレンボルトは、エンジン裏側にガードみたいなのがボルトに対してついてるのでわかりやすいと思います。オイルを抜く時に、当然オイルを受ける皿や廃油処理箱を敷くと思いますが、廃油処理箱を使っている人にワンポイント。使う前に、中の吸油材をワシワシしてほぐしておくと染み込みやすくなります。


オイルを抜いた時のマグネットドレンボルトです。500kmでオイル交換かつ1,000kmの今回で、この鉄粉量です。こわぁい。最近は、EZバルブといったコック型のドレンプラグが便利そうなので購入を考えていましたが、鉄粉の量を見てマグネットドレンボルトを使い続けることにしました。もう少しギヤ等を馴染ませて鉄粉の量が少なくなった頃を見計らってEZバルブに移行したいですね。



鉄粉のお掃除をしたりドレンワッシャーを新品に変えたりしていると、エンジンオイルは抜けているはずなので、ドレンボルトを取付けて締めます。締付トルクは24Nmです。



②オイルフィルター交換
 フィルターはオイル注油口の下側にある潜水艦の船窓(?)のような形状の蓋を外すことで姿を現します。二面幅8mmのボルトで止まっています。外すとそれなりの量のオイルが出てくるので処理箱等を下に置いておきましょう。私はこれを知らずに2,3枚のウエスで受けていたため受けきれず、地面がオイルまみれになりました(白目)。

オイルが出た後の写真。もっと出てくるので注意。


蓋を外すと、スプリングとフィルターが見えるかと思います。フィルターの外し方ですが、スプリングを取った後にスプリングがハマっていた窪みに、細い棒状の物(写真では6mmのディープソケット)にウエスを巻いてグイッと引っ張ってやると外しやすいです。フィルターを外した後もエンジン側にオイルが残っていますが、ここにも鉄粉があるので拭いておきましょう。


購入したOリングはここで使います。蓋にOリングがついていてこいつが正体です。フィルター交換と共に交換が推奨されています。このOリング、油がついているため外し難いです。Oリングピックツールがあれば簡単ですが、持っていない人は爪楊枝や針などで上手く外しましょう。新品のOリングを取り付ける前に、オイルを塗り塗りしておきます。ついでに、フィルターのゴムにも塗っておきましょう。ゴムが滑らずに捻れるのを防いでくれます。

オイルぬりぬり

蓋に新品Oリングを付けたら、フィルター、スプリング、蓋の順に組み付け元の状態に戻します。スプリングを忘れないようにしましょう。私は忘れました。ボルトの締付けトルクは10Nmです。ちなみに、外したフィルターはこれくらい汚れていました。

 

③オイル給油
 ドレンボルトとフィルター蓋のボルトが締まっていることをもう一度確認して、オイルを入れます。今回はG2を入れました。規定では0.9Lです。私は、スタンドを上げ傾けてオイルを抜くタイプの人種なので、1L缶丸々入れてピッタリでした。オイル量の確認方法は、3~5分アイドリングでエンジンを暖めた後、エンジンを停止し2,3分待ってから、車体を平地に直立させた状態で、点検窓を見るようです。エンジンをかける前に、マフラーにかかったオイルだけでもパーツクリーナー等を使って拭くようにしましょう。変に焼けてシミの原因になります。オイルが規定量入っていれば作業完了です。お疲れ様でした。

 

商品URL
オイル ホンダウルトラG2 1缶

ドレンワッシャーM12用

オイル処理箱2.5L・・・これはモノタロウで買う方が安いです。

www.monotaro.com


オイルフィルター(純正品番:15412-MGS-D21)・・・キジマ製が一番安かったので。キタコとかもあります。

Oリング(純正品番:91302-PA9-003)



 

3Dプリンターのエンクロージャー(入れる箱)を作った話

どうも春雨です。
気がつけばもうGWも終わりです。次の連休は7月だとか…。

 今回は、3Dプリンターを入れる箱(巷ではエンクロージャーと呼ぶらしい)を自作したので綴っていきます。
 そもそもの作ろうと思ったきっかけとしては、3Dプリンターの動作音をどうにかしたかったためです。モータードライバーの交換が一番効果が大きく、ブツはアリエクで注文したのですが到着まで時間があるので、せっかくということで製作に至りました。ゆくゆくはABSなどの温度管理の厳しい材料も使いたかったこともあります。

 

 さっそく以下から材料や製作過程など。

まずはイメージが沸きやすいように完成図をば。前面の扉は左開きで扉を開けずとも中が見えるようにアクリルパネルをはめ込んでいます。また、天面は何かあった時にメンテがし易いように折り戸にして開くようにしました。印刷中に半開きにしておいてエンクロージャー内の温度上昇を防ぐことも可能です。

 

材料は以下の通り。作業途中に買い足した物もあるため過不足があるかもしれません。

  寸法or参考URL 必要数 単価
コンパネ 1800×900×11 1 840(割れてたので半額だった)
1×2材 19×38×1820 5 498
特厚金折25(アングル材) https://www.kohnan-eshop.com/shop/g/g4960983169490/ 8 74
幅広アングル https://www.kohnan-eshop.com/shop/g/g4522831586004/ 6 107
蝶番 https://www.kohnan-eshop.com/shop/g/g4960983175057/ 3 217
取っ手 https://www.monotaro.com/p/5225/3399/ 1 239
アクリル板 300×400×5(https://www.monotaro.com/p/3661/0131/) 1 1,590
スポンジテープ https://www.monotaro.com/p/1166/0242/ 2 129
マグネットキャッチ https://www.monotaro.com/p/0988/9785/ 2 107
ねじ(必要に応じて色々)     約1,000
      総計 8,516 円

 

 まずは、こんな感じで3Dモデルをパパっと作ってスケール感や大まかな材料必要数量を検討します。

 ホームセンターで反りの少ない木材を選んで買ってきて、寸法通りに木材を切り出して組んでいくだけです。言葉では簡単ですが、木材ゆえの柔軟性や切り出しの寸法誤差のせいでかなり難儀しました。ネジで止めてたら割れたり空回りしたりするし…。また、簡単な丸ノコしか持っていないため、木材を直線状に切ろうとすると寸法をとったあとにガイド(比較的真っ直ぐな木材)を寸法線に合わせて万力で固定して切断の作業を毎回強いられるのが面倒でした。木材が多少高くてもカットサービスがあるところで買う事をオススメします。

調達した木材

切って

合わせて

さらに合わせて

骨組みの状態で仮置き

コンパネを切ってリメイクシート貼って

 

前面はアクリル板がハマるようにトリマー加工

色々つけて完成

テーブルとのクリアランス

こっち側は電源ケーブルが通せるように意図的に短くしています

 作り終えた感想としては、自作ならではの満足感で寸法誤差で微妙にチリが合ってない部分も気になりません。愛着も沸いてきます。肝心の印刷時の音は、かなり小さくなりました。今までは印刷時は同じ空間では寝られないくらいの騒音でしたが、これが寝られる程度には変わりました。また、時間がある時に測定してみます。さらに、モータードライバーでもかなり改善されるようなので交換後に期待ですね。
 初めてガッツリ木工作業をしましたが、正直、金属の方が楽ですね。僕自身が金属加工をやっていたこともあると思いますが…。 身も蓋もない事を言うと市販品を買う方が安くて手っ取り早いと思います。僕は、市販のエンクロージャーの見た目があまり好みではなかったことやフィラメントが同じ空間内に置けるようなタイプが欲しかったので自作をしました。ただただ木工作業をしたかったというのもありますが…。自作をするメリットとしては、好きな寸法にできることや、痒い所に手が届く仕様にできることでしょうか。例えば、天井にLEDライトを取り付けたり、フィラメントや3Dプリンターに使う道具を入れる専用棚を設けられるなど。
 せっかくエンクロージャーを頑張って作ったので、これから3Dプリンターをバシバシ使っていきたいですね。モータードライバーの交換やラズパイによる遠隔操作・監視などもやろうと思っています。また、気が向いた時に記事にします。たぶん。

※要望があるようであればエンクロージャーの各寸法等を公開するかもしれません。欲しい方はコメントをお願いします。

今回はこの辺で。ではでは。
 

マイニングを引退した話

どうも春雨です。
最近は3Dプリンターにお熱でキャリイの改造やブログ更新をサボり気味です。

 

 気がつくと早くも5月でだいぶ暑くなったりジメジメした日が多くなってきました。なのでタイトルにもある通りマイニングをやめました。流石に暑さには耐えられなかった…。中々に面白く色々学ぶこともあったので記事にしてみました。始めてから終わりに至るまで何となくこんなことがあったなぁと日記感覚で書いています。

 マイニングを始めたのは2021年3月末くらいで、知人に誘われたのがきっかけでした。グラボに電気食わせておけば儲かる&PCが組めるよと悪魔の囁きがありマイニング沼にどっぷりとハマりました(笑)
 始めた時は、ゲーム用にRTX2080Tiを所持していたのでこれでチビチビ毎月のお小遣いが稼げればなぁとか考えていた気がします。マイニングをするにあたって、グラフィックボードのチューニングというか設定があるのですが、2080Ti用に煮詰めていた際にグラボの設定およびハッシュレート(簡単に言うとどれくらい稼げるか)の一覧表があります。それを眺めているとRX580の記載が。確か、サブ機用にと購入していたのを思い出し押し入れから引っ張り出して可動させ始めました。多分、ここが沼への分岐点だった気がします。今考えると。
 気が付いたら4月に入って2週間でRX580 1枚とRX570 2枚が更に増えていました。ここで中々に面白かったのは、lolminerのZombieモードですね。RX5○○シリーズにはメモリが4GBと8GBのモデルがあり、それぞれ15MH/sと30MH/s前後のハッシュレートでした。メモリの量で収益性が倍違う訳です。これが、lolminerを使ってRX5○○(4GB)をPCI-Eのx8以上で繋いでやると22MH/s前後出てました。チューニング次第では27MH/sとかも見かけましたね。当時は日本でやってる事例が少なすぎて海外の動画見まくって調べた覚えがあります。4月に入るとグラボの価格もかなり上がっていたので、RX570(4GB)で22MH/sはかなりコスパよかったですね。

 

沼に入りかけのとき

初期のマイニングリグ

 そこからはもう完全にグラボ沼で、暇があればネットショップを見たり、毎週のようにPCショップに行ったりしていました。今考えるとあの時のフットワークの軽さは異常だったなぁと思いますね。この時には、リセールバリューを考えてGeforceのグラボばかり購入していました。グラボを一番持っている頃だと、ハッシュレートは合計で1GH/sを超えていました。流石にこの頃の8月とかの夜は冷房全開でも室内温度40℃とかでまともに眠れませんでした(笑) それに、基本的にグラボのファンが全開で回るのでめっちゃうるさかったですね。スマホのスピーカーでYouTubeを見ようものなら7割くらいまで音を出さないと聞こえませんでした。
 グラボのファンは基本全開と書きましたが、これでもメモリの温度は100℃前後です。あまり温度が上がりすぎると動作が不安定になりハッシュレートが下がったりマイニング自体が止まったりするので、熱対策も色々やった覚えがあります。これも中々に面白かったです。バックプレートにヒートシンクを貼ってみたり、RTX3080を分解してサーマルパッドを貼ってみたり、リグに冷房を当てる風道板を作ってみたりと色々やりました。15万以上する新品グラボを分解するのは手が震えました。あとは、マイニングが止まっていないかを確認するためにSwitchBotというスマート家電の導入のきっかけにもなりました。

RTX3080のサーマルパッド交換の図

 とまあ、簡単にイーサマイニングをしていた老害の感想を綴ってみました。結局、マイニングの収入はだいたい70‐80万はありました。ちゃんと確定申告はしましたよ?ここから電気代やグラボ資金を出していたのでちゃんとした数字ではありませんが。収益も大事でしたが、個人的にはマイニングでPCを組めたことやPC関係についてかなり調べることで強くなったことが大きかったと思います。また、最新の情報を追い続け自分なりの考えを持つということが如何に大事かにも気づきました。話が大きくなりましたが、マイニング楽しかったっす!

まあメインPC用に3090は残してるんでそれでマイニングはするんですけどね!!!!

ではでは!!

 

メインPCから脱腸するおびただしいグラボの数

全盛期の集合写真

 

キャリイ(DA16T)のエンジンオイル交換をした話

どうも春雨です。
キャリイの作業に夢中でブログの更新をサボっていました。

 

スーパーキャリイ君の走行距離が1,000kmを超えたのでエンジンオイル,ミッションオイル,デフオイルを自分で交換しました。本記事では、エンジンオイルの交換を綴っていきます。エレメント(フィルター)は交換していません。ミッションオイル,デフオイルは2年に1回程度だと思うので別記事にします。

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じょぼじょぼじょぼ

まずは必要なモノから。他にもあった方がいいと思う物は各自で追加してくださいな。
 ・エンジンオイル(5w-30)
 ・ドレンパッキン(内径14×外径20×厚さ1.5)
 ・14mmのメガネかソケット(ソケットにロングスピンナーを推奨)
 ・トルクレンチ(自信ニキは手ルクレンチでも可。知らんけど。)
 ・オイルジョッキ(ロングノズルがオススメ)
 ・オイルを処理する何か(オイル処理箱とか)
 ・ウエス
 ・パーツクリーナー
その他オイル交換に必要な事項・数値など
 ・ドレンボルト締付トルク:35N・m
 ・オイルエレメント締付トルク:14N・m(ない時:手締め後に3/4回転)
 ・オイル量(オイルのみ:約2.7L、エレメント同時交換:約2.8L)

 エンジンオイルの交換であれば、これだけあれば可能だと思います。エレメントも交換する場合は、上記にエレメントの追加が必要です。キャリイだとドレンボルトが比較的アクセスしやすい場所にあるため、ジャッキで上げなくとも作業が可能です。ジャッキで上げた方が作業スペースを広く取れるので作業はし易いと思いますが…。僕はフロントタイヤをスロープに載せて作業しました。各商品のURLは記事最後に貼っておきます。(作業中に本記事を見て頂けることも想定して邪魔にならないように。)

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道具たち ※写真に入っていないものもあります

 

 以下から、作業についてです。お約束ですが、全て自己責任です。まずは、オイル量の確認です。オイルレベルゲージは運転席下にあります。オイルをドレンボルトから抜いた時にもオイルの状態は確認できるので、別にレベルゲージで見なくとも死ぬことはありません。ただ、僕はオイルの減りを確認する意味でも念のために交換前に見ておきます。この時に助手席側下のオイル注入口も開くか確認しておきます。キャリイの場合はゴム栓みたいになっていて引っ張ると取れます。

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 確認が終われば、実際にエンジンオイルを抜きます。DA16Tキャリイの場合は運転席側フロントタイヤの後ろ辺りを覗き込むと見えるかと思います。二面幅14mmのドレンボルトを外してオイルを抜きます。オイルを抜いている間に新しく入れるオイルをジョッキに注いでおきます。オイルがだいたい抜けたら、新しいドレンパッキンに替えてからドレンボルトを35N・mで締付けます。オイル抜きはだいたいで構いません。待ってると一生出てきます。あと、ドレンパッキンの使い回しはダメですぞ。昔、バイクでやらかした事がある人の体験談です。

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14mmのソケット 締付トルクは35Nm

 ドレンボルトを締め終えた後にオイルを注いでいきます。少なすぎも入れすぎも良くありません。慣れていない人は少なめに入れてレベルゲージで確認しつつ足りない分を足しましょう。入れすぎると、ドレンボルトを外して新油を全量抜くハメになります。オイルがレベルゲージ規定量内に収まれば作業は完了です。お疲れ様でした。

 納車後初のオイル交換でしたが、想像以上に汚れていました。新車なのである程度の鉄粉は予想していましたが…。スズキのメンテナンスパックには加入しており、半年毎にオイル交換はあるのですが、新車ということで早めに自分で交換して正解でした。今回はこの辺で。次回は、デフオイルとミッションオイルの交換を記事にします。

ではでは。

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汚ねぇオイルだ...



各商品リスト

エンジンオイルはモノタロウがダントツで安かったのでモノタロウに。純正がいい人向けのURLも貼っておきます。純正は20L缶しかないようですね…。

www.monotaro.com

 

ドレンパッキンもモノタロウ。理由は上に同じ。

www.monotaro.com

オイルジョッキもモノタロウ。理由は(ry 容量は2Lです!僕は片付けを想定して小さ目をチョイスしましたが、大きいサイズがいい人はサイズに注意です。

www.monotaro.com

オイル処理ボックスもモノタロウ。モノタロウ最強!!

www.monotaro.com

キャリイのシート座面角度をどうにかする話

どうも春雨です。
キャリイネタはたくさんあって既に終わっているのもいくつかあるのですが、ブログの更新が追いついていないマンです。

 

 今回は、スーパーキャリイ君のシート座面が前下がりなのを改善していきます。純正は軽トラということで乗り降りを重視した(?)前下がりな座面をしています。これが厄介で、長時間運転していると段々とお尻が前の方にズレて座り直しを強要されます。また、体重が太ももにかからないためすぐに尾てい骨や座骨(お尻の骨)が痛くなってきます。チョイ乗りしかしない農家さんなら乗降性重視の前下がり座面でいいのかもしれません。しかし、自分の環境ではアシとして長時間運転することがあるため、どうにかしないと自分のケツが悲惨な目にあいます。
 ということで、シートを固定しているボルトに細工をして嵩上げします。今回は、下記のようなバイク用のミラーアダプターを使いました。8mm正ネジ→8mm正ネジで材質はステンレスです。もう少し安い物も存在しますが、如何にもメイドインチャイナで材質やネジ精度が怪しいので選択肢からは外しました。

1個入りですので、運転席、助手席ともに行うのであれば4個必要になります。

www.tanax.co.jp

 

 ここからは、取り付けです。あ、念のために記しておきますが取り付けおよびこれにまつわる問題は自己責任ですよ。ザックリと説明するとシートを外して、4箇所固定されているボルトのうち前側2本のボルトにミラーアダプターをかませてシートを戻すだけの作業です。

 

①シートの取り外し

 まず、シート前側のロックを外します。次にシートを前方にスライドさせて、後ろ側のボルト2本を外します。ボルトを外したらヒンジがプラプラするので内側に倒しておくとシートを車外に出す際に安全かと思います。そうしたら、シートで車内を傷つけないように気を付けながら車外へと出します。

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しっかり養生しつつシートを救出

②ミラーアダプターの取り付け

 取り外したシートを荷台の上にでも裏返してミラーアダプターをかませていきます。シートとシートレールを止めているナットの前側2ヶ所を緩めます。シートレールとフロアの蓋(黒い鉄板)と間違えないようにしましょう。ナットを外した後に、ミラーアダプターが入るように無理矢理気味に広げつつミラーアダプターを取り付けます。あとは、逆の手順で復元すれば完了です。

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アダプターを入れる前(写真左)と入れた後(写真右)の図

 取り付けた感想ですが、個人的には丁度いい角度で運転時の疲れがかなり改善されました。実はミラーアダプターを取り付ける前に、厚さ7mmのカラーで試していたのですが物足りない感がありました。今回のミラーアダプターは長さが21mmで少し上げすぎかなぁと思いつつ購入したのですが、個人的にはこれで丁度いいという結果になりました。iPhoneの水平器を使った簡易測定では、キャリイ標準の座面角度が5°でミラーアダプターをかませた角度は9°となりました。ちなみに、ハスラーの運転席は12°でした。今回は仮で運転席だけに施工したので、またタイミングを見つけて助手席側にも同じ事をしたいと思います。

今回はこの辺で。ではでは。

(2022/9/16:必要個数の追記とURLの修正を行いました。)

 

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アダプター入り運転席とノーマル助手席の違い

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